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2007.03.29

「帝京のバントミス、大阪桐蔭の11-8という試合」


第79回選抜高校野球が開催中だ。
今大会は近畿大会優勝、報徳学園と、高校No.1スラッガー中田翔を擁する大阪桐蔭、機動力野球の帝京が優勝候補とみられている。

しかし、1回戦で報徳学園は初出場の室戸に敗れて甲子園を去る。

残りの2校は8強入りを決めた。
だが、不安要素は多くみえる。
それは2校の2回戦のスコアや内容でうっすら分かった。


まずは大阪桐蔭。
背番号1で4番の中田は2回戦でマウンドには登らず。
4番として2打席連続HRを記録し、チームを勢いに乗せた。
この試合は塾で殆ど観られなかったのだが、序盤を観た感じは大阪桐蔭のワンサイドになる感じだった。
何故なら、序盤に一番打って欲しい打者・中田がHRを打ったからだ。
加えて球場に来ている人は応援団以外ほとんど中田を見たがっているだろうから、球場の空気が変わる。

その予想は崩れた。
終盤に結果を調べたら11-8。8点も獲られていた。
1回戦でも中田が多くの四死球を出した。
試合を全部観ていないので何ともいえないが、8点獲られた原因は四死球も挙げられる筈だ。
初回のピッチングで大阪桐蔭の先発はボール先行の投球だった。
その後の2番手も佐野日大の得点イニングでは死球を出している。

大阪桐蔭は自滅する可能性がある。
投手がしっかり抑えられていない事が大きな問題点だ。


次に帝京。
帝京の2回戦は途中から(4回~)観たのだが、
「ホントにこのチームが10点獲っているのか?」
やはり、相手から貰った点が殆どだったようだ。
と言いたくなるような4回以降の内容だった。
特に顕著だったのがバントミス。
自分が観たのは4本。
送りバントが3本、スクイズなのか送りバントなのか分からないものが1本。
結果から言うと、3本の送りバントは全てミスである。
最初はスリーバント失敗。次はキャッチャーゴロでダブルプレー。更にキャッチャーフライ。
これは酷すぎる。
勝ち進むにはバントは絶対に必要不可欠だ。それができない今の帝京はかなり危ない。
機動力野球を標榜するチームならなおさらだ。

帝京のバントミスはかなり重大な問題。
次の試合までに修正できなければ敗退もありうると思う。


当初、自分は帝京の優勝を予想し、大阪桐蔭は2回戦や準々決勝で負けると思っていた。
しかし、帝京は今日の試合を観て、
優勝候補とは言えなくなってきたし(特にエースの大田が死球を受け途中交代したのは心配)、
大阪桐蔭も自分の予想している「自滅」の負け方に近づいてしまっていると感じた。

ただ、帝京の守備力は高く、大阪桐蔭の打線は脅威だ。
これは変わらないこと。
特に帝京のセカンドはとても上手かった。


これからこの2校がどういう試合をするのか、対抗となる学校はどう勝とうとするのか。
準々決勝はかなり重要な試合になると思う。
「どう勝つか」
「どう負けるか」
そこに注目することが高校野球に挑戦する自分にとって何かのカギになるかも知れない。

塾は31日まであるけど・・・。


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